部活動の地域移行について、複数の保護者から以下のような声が寄せられました。 「税金を払っているのに、子どものための部活動がなくなるなんて、あり得ない」 「小学校の運動会も午前中だけになり、家族や友達とお弁当を食べる楽しさも経験できなくなった」 「中学受験を考え始めた」 部活動の廃止や学校行事の簡素化で、公教育への不信感がさらぶ膨らみます。 西宮市は、新中学1年生とその保護者を対象に、部活動の地域移行について、入学説明会で説明を行いました。質疑応答の時間も取らず、説明も不十分で多くの保護者が「???」と混乱したようです。 3/6㈭の教育こども委員会でも、私を含めて複数の議員が指摘したのは教育委員会の「説明不足」でした。 尼崎は【部活動の廃止】を前面に打ち出しており、その賛否は別れますが、少なくとも端的明瞭です。西宮市も論点をぼやかさすに「部活動は令和8年8月まで。2学期からは民営化」とはっきりと伝えるべきではないか、と委員会で質問しました。 現在、「ぷれみやクラブ」には地域のクラブが団体登録申請を行っていますが、活動費の上限設定がありません。 申請中のクラブの月額費用は、3,000~5,000円が中心で、最も高いクラブは15,000円と聞いています。しかし、月額数万円もするクラブを、行政が運営する「ぷれみや」に登録させてよいのか、疑問が残ります。 このような状況で、子どもたちにとっての公平性は本当に保たれるのでしょうか。 【参考資料】 学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドラインについて https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop04/list/1405720_00002.htm 経済産業省「未来のブカツ」ビジョン −地域×スポーツクラブ産業研究会 最終提言− https://www.meti.go.jp/press/2022/09/20220928001/20220928001.html